海の近くに住んでいる方は、給湯器がサビてしまう「塩害」に気をつけなくてはなりません。
塩害の概要を知り、適切な対策をとることで塩害の被害を最小限にとどめられるでしょう。
この記事では、塩害の概要や危険性、対策方法を紹介します。
Contents
給湯器の大敵「塩害」とは?
ここでは、給湯器にとっての大敵である塩害の概要について解説します。
塩害とは
塩害とは、給湯器が長期間潮風にさらされることによって、配管や保温、ビスなどの腐食速度が速まってしまう被害のことを言います。
劣化してしまった部分は元の役割を果たせなくなる可能性があり、赤さびが発生して見た目もあまりよくありません。
近くに海がある場所に給湯器を設置していると塩害を受ける可能性があり、注意しなくてはなりません。
塩害による腐食が進むと事故につながることも
塩害を受けた給湯器は、通常通りの運転ができなくなる可能性があります。
さらに塩害が進んで本体の腐食が酷くなってしまうと、事故につながる危険性もあるため放っておくわけにはいきません。
給湯器が塩害を受けやすい地域にいる場合や塩害を受けていることが分かった場合には、適切な対応策をとることが不可欠なのです。
塩害の対策方法を解説!
ここでは、塩害に対する対応方法を3つ解説します。
ちなみに、海から300m未満の地域に住んでおり給湯器を屋外に設置している方は、これから紹介する塩害の対策方法をとることをおすすめします。
こまめに給湯器の掃除をする
塩害による給湯器の腐食を食い止めるためには、まずはこまめに給湯器を掃除することが大切です。
塩害は完全に防ぐことが難しく、海の近くに住んでいればどうしても少しずつ被害に遭っていってしまうものだと言えます。
こまめに給湯器を拭く習慣をつけるだけでも、塩害の被害を軽くすることが望めるでしょう。
潮風に当たりにくい場所に給湯器を置く
潮風が当たりにくい場所に給湯器を置くことも大切です。
海からの風に直接さらされる場所に設置することは避けて、塀などで潮風を防ぐ対策がとられている場所に設置しましょう。
給湯器を何かで覆いたくなる方もいるかもしれません。
しかし給湯器には設置基準が決められており、本体や吸排気出口と可燃物等との距離を一定開けなくてはならないため、直接本体を覆うことはやめましょう。。
耐塩害仕様の給湯器を導入する
耐塩害仕様の給湯器を導入することで、塩害を気にする必要性が非常に下がるでしょう。
ただし耐塩害仕様は耐食性が向上する塗装に過ぎず、その他の腐食全般を防げるとそうではないため注意しましょう。
給湯器の塩害には充分にご注意を!
海の近くに住んでいる方は、潮風による給湯器の塩害に気をつけなければなりません。
特に海から300m以内に住んでいる方は適切な塩害対策をとり、給湯器の腐食やそこから発生する可能性がある事故を防止することが大切です。
耐塩害仕様の給湯器も作られているため、積極的に活用してみてください。