灯油給湯器が灯油を使用してお湯を沸かす製品だということを知っている方は多いでしょうが、灯油給湯器にも実は様々な種類分けがあります。
灯油給湯器の種類について知ることで、よりご自身の状況に適した給湯器をチョイスできるようになるでしょう。
この記事では、灯油給湯器の種類や選ぶ際のポイントを解説します。
Contents
灯油給湯器の種類
ここでは、灯油給湯器の種類を解説します。
灯油給湯器は、給湯方式によって以下の2つに分けられます。
直圧式
水道の水圧をそのまま使って加熱するタイプです。
配管を灯油ボイラーにつなげて、バーナーで加熱します。
水道の水圧をそのまま使えるため給湯圧力が高く、タンクにお湯を貯める訳ではないため大量にお湯を使用してもお湯切れする心配がありません。
大量にお湯を使う家庭やシャワーの水圧にパワフルさを求める方にはおすすめでしょう。
比較的配管に負担がかかりやすいのですが、現在の灯油給湯器では主流となっているタイプだと言えます。
貯湯式（減圧式）
タンクに貯めた水を加熱するタイプです。
直圧式よりも水圧が弱くなるものの配管に負担がかかりにくく、圧力型も標準や高圧力などから選択できます。
直圧式に比べて本体価格が安価であることも魅力的だと言えるでしょう。
地下水を活用することができるため、井戸水が使われていた時代には主流でした。
また、お湯の温度変化が少ないため、短時間のシャワーで終わらせる方には適していると言えるでしょう。
灯油給湯器を選ぶ際に知っておきたいこと
ここでは、灯油給湯器を選ぶ際に押えておきたいポイントを2つ解説します。
灯油給湯器の選び方のポイント
灯油給湯器をチョイスする際には、以下のポイントに注目しましょう。
・給湯方式
・給湯能力
・機能
給湯方式とは、先ほど挙げた直圧式と貯湯式の2種類です。
給湯能力とは1分間に沸かせるお湯の量の目安を指し「給湯出力」とも言います。数字が大きければそれだけ多くのお湯を一度に沸かすことができます。逆に小さければ小さいほど、少ないお湯しか沸かせないことになります。また、灯油給湯器にはワンタッチでお湯張りから足し湯まで行ってくれるフルオートタイプやお湯張りのみ自動で行うオートタイプ、手動でお湯を張る給湯専用タイプがあります。
灯油給湯器の注意点
灯油給湯器をご家庭に導入する際には、以下の点を踏まえておくことが大切です。
・燃料タンクを置くスペースが必要
・灯油のにおいや音が気になる可能性がある
・燃料である灯油を補充する必要がある
燃料である灯油は電気やガスと異なり自動で供給される訳ではないため、定期的に補充する必要があります。
ランニングコストが抑えられ寒冷地などでは非常に重宝する灯油給湯器ですが、上記のポイントは事前に理解したうえでチョイスするようにしましょう。
灯油給湯器も種類は様々！最適な選択を
灯油給湯器には直圧式と貯湯式の2種類があり、それぞれに給湯圧やランニングコストなどの特徴があります。
灯油給湯器をチョイスする際には給湯方式だけでなく給湯能力や機能にも着目し、灯油を燃料とする給湯器ならではの注意点を事前に把握しておきましょう。
